志らく「政治家になろうという気持ちは全くない」、談志さんに弟子入りの話も明かす

[ 2020年5月28日 18:47 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(56)が28日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズームそこまで言うか!激論Rock&Go!」(木曜後1・00)にゲスト出演し、テレビに出ることになった経緯を話す一幕があった。

 
 もともと映画監督を目指して、日大芸術学部に通っていたが、10代目金原亭馬生さんの大ファンになり、弟子になることを決意。映画の夢を捨てて高座に通ったが、馬生師匠が若くして逝去し、弔問の帰りに立ち寄った寄席に立川談志さんが出ていたという。

 志らくは「当時、談志のことが大嫌いだったんですよ。テレビに出ていて生意気で上から目線で…今の私と同じですよ」とし、「でもその日の満席の寄席で、ずっと馬生師匠の思い出話でいっこうに落語をやらない。それに怒り出した客に対して『すまねえ。今日は落語をやる気分じゃねえんだ。木戸銭は返してやるよ』って言ったんですね。それがカッコ良くて…それから談志の落語をちゃんと聞くようになって、一番すごいと思って、弟子になったんです」と明かした。

 二ツ目時代、兄弟子の立川談春(53)ら「立川ボーイズ」を結成し、深夜番組にも出ていたが、若い頃はテレビが好きではなかったという。その後、2011年頃からテレビに進出したことに志らくは「1つは談志の『何でテレビで売れないんだ』っていう遺言ですね。それが死んでから分かったんで親不孝だったなと。私がテレビに出て売れていたら談志はどれだけ喜んだか」と打ち明けた。

 今や情報番組のメインMCや、レギュラーコメンテーターを務める売れっ子だが、談志師匠のように政治家を目指すことはないという。「私はよく『安倍総理の御用達芸人』とか言われて、雑誌のベストテンに入ったりするけど、全然そういうのはないし」とし、「『桜を見る会』のときからずっと安倍総理のことを批判していたらもの凄い叩かれて。私はこれといった政治的思想がないので、政治家になろうという気持ちは全くないですね」と宣言していた。

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2020年5月28日のニュース