「THE RAMPAGE」川村壱馬 こだわりの“シュワシュワ泡洗顔”ステイホームでも高いプロ意識

[ 2020年5月3日 11:00 ]

川村壱馬のフォトエッセー「SINCERE」に収められている鏡の前でのショット
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 【夢中論】「今最もライブチケットが取りづらい」といわれているEXILE一族の16人組「THE RAMPAGE」。その人気を引っ張っているのがボーカルの川村壱馬(23)だ。クールで男らしいキャラクターが女性の心をわしづかみにする一方で、意外にも毎日欠かさないのがスキンケア。硬派な男のこだわり美容法とは――。

 炭酸泡洗顔。仕事後の至福の瞬間だ。浴室で手のひらにスプレーし、野球ボール大の炭酸泡を乗せる。それを両手に広げ、スタンバイはOK。オールバックの川村は、手が肌に触れないよう、弾力のある泡でやさしく顔を洗い上げていく。

 「肌は繊細で、手が当たるだけでも刺激を与えてしまうので、泡だけで洗っていくんです。シュワシュワして気持ちいいんですよ」

 ルーティンがある。まず入浴前にクレンジングオイルを顔に塗り、浴室で流してから炭酸泡洗顔。入浴後は体を拭いてすぐに化粧水を顔全体になじませ、続けざまに保湿用のナイトクリームを塗る。17年のデビュー後は、地方公演などでメンバーたちと宿泊すると1人だけ浮いた行動だったが、いまやメンバーのお手本となっている。

 「中学の時に肌荒れで悩んで、美容の仕事に携わっている母親に教えてもらってケアを始めました。1日でも欠かすと駄目ですね。怠惰はそのまま顔に出ます」

 ニキビ予防のために中学1年から続けてきたスキンケア。それが品を替え、やり方を替え、現在のルーティンに至るまで本格化したのは18年10月の俳優デビュー後だ。

 「グループとしての顔だけじゃなくて、俳優としてフィールドが広がって、違う層の方々に見ていただく機会が増えた。さらに自覚というか、責任感が強まりました」。俳優として作品のイメージを傷つけないよう、肌ケアには一層気を使うようになった。

 プロ意識が高い。メンバーやマネジャーにも気を抜いた姿を見せず、常に「誰かに見られている」と気を張っている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事がほとんどなくなった現状でもスキンケアは欠かさない。

 「美容は変わらずやっています。食事はちょっと食べ過ぎちゃってますけど(笑い)」

 グループは、2月にスタートした全国ツアーの序盤4公演を開催した以外、今月10日の新潟公演まで全て中止か延期となった。4月22日にシングル「INVISIBLE LOVE」を発売したが、イベントなどの宣伝活動ができないため、メンバー16人は発売日の前後、それぞれ自宅から“遠隔トークショー”を生配信した。

 「メンバー同士はウェブ会議システムやLINEなどを使って、毎日必ず全員と連絡を取っています。“この状況でできることは何だろう”と話し合って、生配信の企画も生まれました。グループLINEの通知音は鳴りっ放しです」

 自身は6月23日に初のフォトエッセー「SINCERE(シンシア)」(幻冬舎)の発売を控え、グループは8月28、29日に宮城公演を予定している。それまでに新型コロナが終息しているか先は見通せない状況だが、川村はステイホームであっても、いつでもステージやカメラの前に立つ準備を整えている。

 「この状況でメンバーの大切さに改めて気付かされています。今までこんなに会わないことがなかったので。ムードメーカーの陣さんや(浦川)翔平が面白いことをやってSNSで共有したり、一人一人の大切さを身に染みて感じている」

 16人組の大所帯。個性派ぞろいの面々だがファンも含めた結束力が強いのがグループ最大の特長。その中で人気をけん引するのが、いちずで曲がったことが大嫌いな川村だ。

 「また16人でRAMPAGEしたいです」

 コロナが終息するその日まで、心身ともきめ細かく整え、ステージ上で再びグループ名のごとく「暴れ回る」つもりだ。

 《セクシーショットや料理姿も》フォトエッセー「SINCERE」は初めて川村個人で発表する作品となる。タイトルは「誠実」「心からの」という意味で「自分の性格をストレートに表現しました。グループの活動だけでは見られない顔をたくさん感じていただければ」と呼び掛けた。昨年11月に米ロサンゼルスで撮影。美容の成果が出たというのが、髪の毛を下ろし「中性的な雰囲気を出した」という一枚。岩山に登ってのショットやセクシーなシャワーシーンも。料理にも挑戦している。

 ◆川村 壱馬(かわむら・かずま)1997年(平9)1月7日生まれ、大阪府出身の23歳。14年、吉野北人とともにボーカル・バトル・オーディション4に合格。17年1月にグループのボーカルとしてシングル「Lightning」でメジャーデビュー。「100degrees」などで作詞も。18年10月に日本テレビドラマ「PRINCE OF LEGEND」で俳優デビュー。

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