チェリッシュ悦ちゃん 「印環細胞がん」だった 胃を全摘出も「運がいいとしか言いようがない」

[ 2019年12月12日 05:30 ]

胃がんで全摘出手術から復帰した松崎悦子は夫・好孝と会見
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 胃がんのため8月に胃を全摘出していたことを9日に発表した夫婦デュオ「チェリッシュ」の松崎悦子(68)が11日、東京・練馬文化センターで行われたコンサートで復帰した。

 開演前に夫の松崎好孝(70)と共に取材に応じ、がんの中でも悪性度が高い「印環細胞がん」だったと告白。初期だったため化学療法なしで治療できているが「最初聞いた時は半年後に亡くなってるかと思った。運がいいとしか言いようがない」と話した。

 異変を感じたのは7月。左側の腸付近に違和感を覚え、主治医に相談したところ精密検査を勧められ、がんが見つかった。医師の勧めで、8月20日に名古屋市内の病院で胃の全摘出手術を受け、約3週間後に退院した。現在は食事を多く取るなど体力回復を目指す。

 この日は、ヒット曲「てんとう虫のサンバ」などで持ち前の柔らかな高音を披露。14年前にすい臓嚢腫(のうしゅ)を患ってから定期健診を受けてきたが「検診のタイミングだと遅かった、と言われた。もう少し頑張れと言われた感じ」と完全回復に意欲をみせた。

 ▼印環細胞がん がん細胞内に粘液が貯留し印環型(リング)に見える、がんの組織型の一つ。がん細胞を顕微鏡で調べると、形には違いがあり、いくつかの種類に分類できる。これを組織型と呼ぶ。印環細胞がんは乳がん、大腸がんなどにも見られる。胃がんでは進行が早く、悪性度の高い「スキルス型」になることが多い。

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2019年12月12日のニュース