桂ざこば 舞台復帰も長ゼリフ拒否!?「先生に言うて…」師匠・米朝さん夫婦描く作品出演

[ 2019年12月12日 19:50 ]

師匠の故・桂米朝を描く舞台の製作発表でも爆笑を誘った桂ざこば(右端)と共演の内博貴、筧利夫、真琴つばさ(左から)                 
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 落語家・桂ざこば(72)が師匠の故・桂米朝さんの半生を描いた舞台「喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち」(大阪松竹座、来年2月1~16日)に出演することになり12日、大阪市内で行われた製作発表に出席した。

 ざこばにとっては17年5月、「銀二貫」のけいこ期間中に塞栓(そくせん)性脳梗塞などで倒れ、降板して以来の舞台。前日、送られてきた台本を読んだそうだが「(セリフ)入ってきませんわ。後遺症やね。そやから今日、(共演の)内(博貴)くんに“ひとつ頼むで”って頼んであんねん」といたずらっぽく笑った。

 すると、米朝さん役の筧利夫(57)が「ボク、師匠と一緒のシーンが随分あるんですけど、ざこばさんのセリフ覚えといた方がいいですかね?」と慌てふためき、ざこばは何食わぬ顔で「お願いします。当たり前でっせ!」。さらに長ゼリフが2カ所ほどあったことを指摘され「そんなん、ありました? それは先生に言うて書き直してもらいます」と堂々と宣言し爆笑を誘った。

 舞台は米朝さんと妻の絹子さん(真琴つばさ)、個性豊かな弟子たちの日々を描いたもので、内が米朝さんの息子で落語家の桂米団治(60)を演じるのも話題。内は「実はボク、ざこばさんの落語会に行ったことがあって、一度だけ米朝さんにごあいさつしたこともあるんです。縁があったのかな? って思うので頑張りたい」と力を込めた。

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2019年12月12日のニュース