西武・隅田99球!球団36年ぶりマダックスで連敗8で止めた 源田の涙に奮起し今季初完投初完封

[ 2024年6月13日 05:30 ]

交流戦   西武5―0広島 ( 2024年6月12日    ベルーナD )

<西・広>完封勝利に捕手・古賀と抱き合って喜ぶ隅田 (撮影・白鳥 佳樹)
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 両手を広げてナインと次々に抱き合った。西武・隅田がチームの今季初完投初完封で、連敗を今季ワーストタイの8で止めた。

 「絶対勝つぞという気持ちでマウンドに上がった」。前夜、最後の打者となった源田が一塁にヘッドスライディングしたまま、うずくまるのを見た。主将の目は涙で真っ赤だった。「源田さんの姿を見て、グッとくるものがあった。全員が悔しさをぶつけないといけない」と奮い立った。

 99球。打線が5回に62イニングぶりの1イニング複数得点となる5点を奪うと、テンポアップした。自身2度目、本拠地で初めての完封勝利。球団では88年の松沼博久以来36年ぶりの「マダックス」で達成した。

 都心では初の真夏日となったが「夏には強い」と言う。暑い長崎の盆地で育ち、西日本工大のグラウンドも水はけが悪くて水たまりが「蒸し風呂みたいだった」と振り返る。6回に打球が背中に直撃したが熱い投球だった。渡辺監督代行兼GMが「連敗している時はピッチャーが完封するに限る」と絶賛した。

 4安打に封じて4勝目だが、今季はまだ本拠では勝ちがなかった。「(本拠地で完封を)いつかは絶対したいなと思っていた」。大切そうに握った勝利球は自宅に飾る予定だ。(神田 佑)

 ▽マダックス 大リーグで100球未満での完封を意味する言葉として定着した。86~08年にブレーブスなどで活躍したグレグ・マダックスの名にちなみ、マダックスは通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力は「精密機械」と呼ばれ、通算355勝、サイ・ヤング賞4度、最多勝利3度、最優秀防御率4度。14年殿堂入り。今季はヤクルト・ヤフーレが4月29日の巨人戦で達成した。

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