堀越の“速くない”虎ノ介 7回零封で8強導いた 独特フォームで巧みに5回まで完全

[ 2022年7月24日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権東東京大会5回戦   堀越7―0東海大高輪台 ( 2022年7月23日    大田 )

<東海大高輪台・堀越>7回零封と力投した堀越・佐藤虎(撮影・白鳥 佳樹)
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 的を絞らせない投球で18年夏以来となるベスト8の切符をつかんだ。堀越の先発左腕・佐藤虎ノ介(3年)はコースを使い分け5回まで完全投球。6回に初安打を許したものの、7回まで無四球で2安打無失点に抑えた。

 打者に球の出どころが見えづらい独特なフォーム。小6の時から投手を始めそこから試行錯誤を重ねて今の投球フォームをものにしたといい「間の置き方とリリースの瞬間を意識している」と胸を張る。小田川雅彦監督も「ボールが先行しても冷静にコースに投げることができていた」と高く評価した。

 名前は父の好きなカーレーサー「高木虎之介」に由来するが、持ち味はスピード勝負ではない。次戦の帝京戦も、巧みな投球術でチームを勝利へと導く。(福清 真人)

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2022年7月24日のニュース