【フレッシュ球宴】阪神・森木、晴れ舞台で圧巻153キロ「いい投球だった」

[ 2022年7月24日 05:15 ]

フレッシュオールスター   ウエスタン選抜4―7イースタン選抜 ( 2022年7月23日    長崎ビッグN )

<フレッシュオールスター>全ウ先発・森木(撮影・岡田 丈靖)
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 フレッシュオールスターゲームが23日に長崎で開催され、ウエスタン選抜の先発を務めた阪神・森木大智投手(19)は2奪三振で1回無失点に抑えた。遠藤成内野手(20)は史上4人目の初回先頭打者本塁打を放って優秀選手賞を獲得。イースタン選抜が7―4で勝ち、通算22勝29敗6分けとした。

 最後は狙って全球直球勝負を選択した。初回2死一、二塁。森木はカウント1―2からの4球目の外角直球で山本斗から空振り三振を奪い、納得の表情で出番を終えた。

 「最後の打者にはだいぶ(リリース)のタイミングも合ってきていい真っすぐを投げられていた。(全体的に)いい投球だった」 

 1回を1安打1四球無失点。直球は自己最速まであと2キロに迫る153キロを計測した。先頭の池田は152キロの外角直球で見逃し三振。「めちゃくちゃ力んでいた。その中で強い真っすぐを投げられて、三振も真っすぐで2つ取れたのは収穫だった」と納得した。

 プロ入りから気づいたことは「基本に忠実」を大事にすること。2軍調整が続く2年連続2桁勝利の秋山や先発ローテーションの合間で練習に訪れる青柳がキャッチボールやランニングなど単純なメニューを大事にする姿勢を目の当たりにした。「結構、新しい練習法に行きがち」という自分を省み、基本練習の一つ一つの積み重ねが安定した成績を残し続ける取り組みだと気づいた。まだ高卒1年目。この大舞台の経験も糧になる。

 同じ日に母校・高知高は逆転サヨナラ勝ちを収め高知大会の決勝へ進出。相手は昨夏に同じ決勝で敗れた明徳義塾だ。「後輩が頑張っている。僕も負けないようにしっかりやりたい。自分たちの代も負けてしまったので、何が何でも死に物狂いで勝ってほしい」。たくましさを増した背中でエールを送った。(石崎 祥平)

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2022年7月24日のニュース