阪神・ロドリゲス　恐怖の7番誕生!?来日初スタメンで初マルチ＆2戦連続適時打「仕事を全うするだけ」

セ・リーグ   阪神3―1DeNA （ 2022年7月23日    甲子園 ）

＜神・D＞8回1死一、三塁で中前適時打を放つロドリゲス（撮影・成瀬　徹）
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　阪神に「恐怖の7番」誕生の予感!?来日初スタメンのロドリゲスが初マルチ＆2戦連続適時打で連勝に大貢献した。

　「僕だけじゃなくて9人選ばれている選手はチームが勝つためにプレーしている。僕もその中の一人なので、仕事を全うするだけでした」

　ワイルドな風貌に似つかぬ優等生発言。2夜連続で勝負強さを見せたのが2―1の8回だ。1死一、三塁で平田の初球を振り抜く中前適時打。7回に代打で右中間2点二塁打を放った前夜同様、試合終盤の貴重な追加点を生み出した。他の3打席は先頭打者で、得点圏では2打数2安打3打点。助っ人に最も求められる役割を早くも果たしている。

　4回にも左前打した打撃だけでなく、不安視された一塁守備でもいきなり魅せた。4回先頭の桑原の一塁線への強いゴロに1メートル92、95キロの巨体が俊敏に反応。抜ければ長打という打球をスライディングキャッチし、球場を沸かせた。

　「投手がいい投球をしてくれている中で、守備からでも何とか自分の仕事をすることが大事だと思うので」

　6月以降は一塁に定着し、本塁打と打点でチームトップを誇る大山を左翼に回してまで先発起用した矢野監督は「いま見る段階では、守備も走塁もしっかりやるんで、総合的に凄くいいんじゃないかな」と高評価した。近本、佐藤輝、大山の中軸は不動だけに、当面は6、7番での起用が予想される。今後、課題が出てくることがあるとしても、上々の滑り出しとなったことは間違いない。（山添　晴治）