盛岡中央・斎藤 コロナ感染、春の初戦敗退…悔し涙の人生に終止符を

[ 2022年7月24日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権岩手大会準決勝   盛岡中央3ー2花巻東 ( 2022年7月23日    岩手県営 )

中学時代の斎藤(斎藤家提供)
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 【記者フリートーク】盛岡中央・斎藤は熱い心を持つ。春季県大会1回戦の久慈東戦に先発し、8回9失点でまさかのコールド負け。試合後は「自分のせいで負けた」と号泣した。昨夏は149キロを計測した直球が140キロ台前半。ドラフト候補の不調に視察したNPBスカウトも首をひねった。実は大会前に新型コロナウイルスに感染し調整不足が影響していた。それでも取材では一切、言い訳をしなかった。

 昔から変わらぬ野球小僧で小学生の時は試合で負けるたびに涙を流していたという。母・敏江さん(54)は「負けて泣いちゃうのは今も変わらない。そういうタイプに見えないんですけど負けず嫌い」と笑みを浮かべる。甲子園まであと1勝。高校最後の夏だけは、全国制覇でうれし涙を流すと決めている。(アマチュア野球担当・柳内遼平)

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2022年7月24日のニュース