最速149キロ右腕、静岡・吉田優飛は4回無失点もベスト8で散る 注目の進路は「大学です」と語る

[ 2022年7月24日 21:02 ]

第104回全国高校野球選手権静岡大会準々決勝   静岡1―3掛川西 ( 2022年7月24日    草薙 )

<掛川西・静岡>先発して4回2安打無失点でゲームメークした静岡高の吉田優飛
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 高めのスライダーに思わず手が出た。9回2死から空振り三振。3連覇をかけて挑んだ静岡高が誇るプロ注目最速149キロ右腕、4番も打つ吉田優飛(3年)の夏はベスト8で終止符が打たれた。

 「投手の時にバッティングがよくない悪癖が出て、最後まで良い感じじゃなかったです。でも、ベンチの集中力は切れていなかった。何とか出塁したかったんですが」と悔しさをにじませた。

 それでも、浜松開誠館との今春県大会決勝以来の先発で4回2安打4三振無失点とゲームメーク。今後の進路については「プロ志望届は出さないつもりです。大学です」と明確に答えた。マウンド勝負か、それとも打席勝負か。はたまた二刀流か。「ピッチングの方は一度リセットして考えようと思います。バッティングは成長できたと思っているので」と自信が芽生えた。

 いずれにせよ、1メートル87、88キロの恵まれた体に俊足。投げ方も一定すれば150キロは出るだろう。今後大化けする可能性は十分秘めている。(小澤 秀人)

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2022年7月24日のニュース