菊池雄星、今季2度目の先発は5回1失点で勝ち負けつかず「真っ直ぐで押せたのは自信に」

[ 2022年4月20日 12:36 ]

レッドソックス戦に登板した菊池雄星(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地ボストンでのレッドソックス戦で今季2度目の先発。5回を投げ、3安打1失点(自責点1)3四球3三振だった。1―1で同点のまま降板し、勝ち負けはつかなかった。ブルージェイズは7回に決勝点を許し、1―2で敗れた。

 序盤の菊池は初回の最初の2人の打者を四球で歩かせるなど制球に苦しんだが、要所を締めるピッチングだった。4回裏、味方エラーもあって無死1、3塁のピンチを招くも、6番のダルベックを投ゴロ、7番のアローヨを見逃し三振、8番のウォンを投ゴロに斬って取り、無失点でしのいだ気迫の投球が光った。91球中58球がストライクで、速球の最速は155.9キロ(96.9マイル)。菊池の防御率は3.24となった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――立ち上がりは苦しんだが、適応はうまくいったのか。
 「最初、2つ四球は出しましたけど、状態はブルペンから良かったんで、引きずることなく投げました」

――自身の守備でも良いプレーが多かった。
 「日本では2時間も3時間も小学校の時から守備の練習は、プロに入ってからもやってましたんで、そういうのが今日は生きたのかなと思います」

――自分で最も気に入っているプレーは。
 「4回の最後、(ピッチャー返しの)強い打球でしたけど、そこでしっかりととめられた。点に絡むところでしたから(大きかった)」

――速球が良かった。
 「ニューヨーク戦が終わってからピート(ウォーカー投手コーチ)と話をして、もっともっとストレートを使いましょうと言われた。今日の目標は60%、ストレートを投げてくれっていう話をされたくらい。ストレートに自信を持って投げようっていう話をされたので、60%いったかはわからないですけど、とにかくいつも以上にストレートを使いました」

 ――最初の2打者を歩かせたあと、チャップマン三塁手に声をかけられていた。
 「もう気にするなと。とにかくアタックしていこうと言われ、そこで気持ちもらくになりましたし、打たせていこうという気持ちになりました」

 ――真っ直ぐへの自信は。
 「今日のストレートはたぶんヒットも打たれてないです。同じリーグで何度も対戦しますし、こういう強力な打線を真っ直ぐで押せたというのはすごく自信になりました」

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2022年4月20日のニュース