広島、首位攻防連日の競り負けで3連敗 島内が今季初失点&初黒星「自分を苦しめてしまった」

[ 2022年4月20日 22:05 ]

セ・リーグ   広島3-5巨人 ( 2022年4月20日    東京D )

<巨・広>8回途中で降板する床田(撮影・村上 大輔)
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 広島は首位攻防戦に2日連続で競り負け、今季2度目の3連敗に沈んだ。

 3―2の8回。1死から先発の床田が吉川に右中間二塁打を打たれたところでベンチが動いた。床田が坂本に2安打1四球で3出塁を許していた内容も踏まえ、速球を武器とする島内を投入した。

 坂本を追い込みながら、7球目が暴投になって1死三塁。8球目の低めチェンジアップを見極められて四球で出した。2球で追い込んだポランコも攻めきれない。代走・増田大の二盗で二、三塁へ局面が変わった後、外角低めのチェンジアップを拾われ、右翼線への二塁打で逆転を許した。さらに2死後は代打・中島にも右前適時打を浴びた。

 開幕から8度目の登板で初失点&初黒星。「二塁走者を三塁に進めてしまい、坂本さんに四球を出してしまい、自分を苦しめてしまった。打たれたところも含め一つ一つ技術不足。中継ぎをやっている以上、こういう試合や場面はあると思うので、切り替えて自分らしい投球を次の試合で出せるように頑張りたい」と前を向いた。

 同じ床田が7回零封の快投だった6日の巨人戦でも、床田に代打を送って取りにいった追加点を奪えなかった直後、代わった中崎が逆転被弾。あの時の暗転も今回と同じ8回だった。佐々岡監督は「(継投は)こっちが判断。床田は終盤になって球が甘めに入っていた」と振り返り、8回に起用する投手の人選については「途中からいくか、頭からいくか…で。頭だったら中崎からだろうし」と説明した。回の途中だったことで選んだ島内への継投が決まらず、首位の巨人に2ゲーム差を付けられた。

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2022年4月20日のニュース