ミキハウス、大西主将の決勝打で白星発進「優勝できるよう戦っていく」

[ 2022年4月20日 19:50 ]

社会人野球・第63回JABA長野大会   ミキハウス9―1バイタルネット ( 2022年4月20日    佐久総合運動公園野球場 )

先制タイムリーを放ったミキハウス・大西
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 20日、開幕し、ミキハウスが理想的な試合運びで予選リーグの初戦を飾った。0―0の2回1死二塁。「8番・二塁」でスタメン起用された大西友也主将が決勝の先制タイムリーを放った。

 「最悪でも2死三塁の形をつくろうと、真ん中外寄りを逆方向へ打つイメージでした。2回でまず先制点を取れたのは良かったです」

 カウント1―1からの3球目だった。真ん中付近のストレートをとらえると、一、二塁間を破る右前打。二塁から猪原隆雅を本塁へ迎え入れた。5、7回にも安打を放ち、4打数3安打の固め打ち。11安打9得点の呼び水となった。

 16年ぶり2度目の都市対抗出場を果たした昨季。初戦で優勝した東京ガスに1点差で敗れたが、ナインは得がたい経験を手に入れた。大西は言う。

 「プラスでしかなかった。誰もが“もう一度行きたい”という気持ちを、より強く持つようになりました。負けはしましたが、試合中は“まだ終わってほしくない”という気持ちになるほど、とにかく楽しかった。これまでそういう感情で野球をしたことがなく、初めての経験。だから、勝てば、もっと楽しいんだろうな、と」

 この日もスタメンに新人3人が名を連ねるなど、チーム内競争は昨季以上に活発になっている。「四国大会は予選敗退。まずは決勝トーナメントに進出して、最後に優勝できるよう一つ、一つ、戦っていきます」。2年連続の本戦出場を目指し鍛錬の日々を過ごすが、まずは今大会を勝ちきり日本選手権出場権を手に入れる。

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2022年4月20日のニュース