メジャーで3年ぶりに9イニング制のダブルヘッダー　ナショナルズは史上最少の観客数を記録

わずかな観客が見守る中で行われたナショナルズ対ダイヤモンドバックスのダブルヘッダー第1試合（AP）
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　メジャーでは3年ぶりとなる9イニング制のダブルヘッダーが19日にワシントンDCとニューヨークで実施され、その最初の試合となったワシントンDCのナショナルズ・パークでの一戦では、地元のナショナルズが6―1でダイヤモンドバックスに勝った。

　ただし平日のデーゲームでしかも試合開始時の気温が4度と低かったために、観客数は4万1313人の収容能力に対して9261人。これは2010年9月のアストロズ戦での1万999人を下回るナショナルズの史上最少数となった。ただしこの数字はチケットの販売数で実際にはかなり少なかったもようで、客席がガラガラの中でのプレーボールとなった。

　ナショナルズは4回までダイヤモンドバックスの先発、マディソン・バムガーナー（32）に対して無安打だったが、0―1で迎えた5回にここまで打率・045で、開幕からヒットを1本しか打っていなかった「9番・センター」のビクター・ロブレス（24）の二塁打などで2点を奪って逆転。6回にも1点、8回には3点を奪って3試合ぶりに白星を挙げた。

　ロブレスの打率は・045から・080（25打数2安打）に上昇したが依然として1割未満。第2試合でもナショナルズが1―0で勝って今季の成績は6勝7敗、ダイヤモンドバックスは3連敗を喫して3勝8敗となった。

　メジャーでは新型コロナウイルス感染拡大の期間中、ダブルヘッダーは7イニング制で実施していた。

　なおニューヨークのシティ・フィールドでのダブルヘッダーでは、ナ・リーグ東地区の首位に立っている地元のメッツがジャイアンツに5―4、3―1で連勝。今季の成績を9勝3敗とした。