日本生命の「攻撃的2番」木倉朋輝 ルーキーの躍動支える「亜大の教え」

[ 2022年4月20日 22:02 ]

スポニチ後援JABA社会人野球第44回日立市長杯選抜大会 決勝   日本生命 5―4 SUBARU ( 2022年4月20日    日立市民 )

亜大時代は主に3番を担った木倉(撮影・柳内 遼平)
Photo By スポニチ

 スポニチ後援第44回JABA日立市長杯選抜大会の準決勝、決勝が20日、日立市民球場などで行われ、日本生命は決勝でSUBARUを5―4で下し、初優勝。今年の日本選手権大会出場権を獲得した。

 亜大から加わった新人・木倉朋輝内野手(22)は初のJABA大会でいきなり結果を出した。「2番・三塁」で5試合に出場し、19打数9安打2打点で6得点。送りバント0の右打者は「攻撃的2番」として躍動し「僕自身、出来すぎだと思います。“チームの勝利に貢献しよう”という気持ちが結果につながったと思います」と笑顔を輝かせた。

 亜大時代に生田勉監督から受けた「教え」が献身的な木倉のプレースタイルの原点。1年春からリーグ戦に出場した木倉は「自分の結果よりチームの勝利を優先する。チームのためにプレーすれば自分の結果がついてくると学びました。社会人野球でも生きているなと実感しています」と感謝する。バントをしなくても、投手に球数を投げさせる、進塁打を狙うなど「野球IQ」の高さが新人ながら2番打者に抜てきされている理由だ。

 亜大最後のシーズンとなった昨秋は、中大・古賀(西武)、国学院大・福永(オリックス)らプロ入りした選手がいる中、10試合9打点で最多打点に輝いた好打者。新天地となった社会人野球の舞台で好スタートを切り「この勢いを大切にして一生懸命やっていきたいと思います」と誓った。(柳内 遼平)

続きを表示

この記事のフォト

2022年4月20日のニュース