日本ハム・新庄監督 3連勝でストップも、なぜかご満悦 「勝ちに等しいくらい」

[ 2022年4月20日 21:29 ]

パ・リーグ   日本ハム2ー4楽天 ( 2022年4月20日    楽天生命 )

<楽・日>4回、グラウンドの芝生をちぎって風を確認する新庄監督(撮影・沢田 明徳)
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 連勝は3で止まったが、収穫は確実にあった。打線が最終回に見せた「意地」がビッグボスには嬉しかった。「これは勝ちに等しいくらい俺の中では。これは素晴らしい」。新庄監督の言葉は決して負け惜しみではなかった。

 0-4の9回。敗色濃厚な場面で若手が奮起した。1死から野村が左翼線二塁打で出塁。2死後、渡辺が四球を選んでつなぎ、6番・石井が右中間を破る2点三塁打を放った。最終的に「あと2点」は届かなかったが、相手守護神・松井を引っ張り出したのは、次戦に向けても意味のあることだった。

 9回。ベンチ内では「2アウトから、1点取ったら成長だな」と話をしていたという。「石井君が打ったのもそうだけど、四球でランナーをためて返す。嬉しかった、きょうは」。土壇場でもあきらめず、打線のつながりで得点を奪いに行く。必死の姿勢で想定を上回る得点をもぎ取った若手選手たちの姿に目を細めていた。

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