楽天・岸 7回無失点の好投で2勝目 防御率1・35も、リーグ6位。

[ 2022年4月20日 22:30 ]

パ・リーグ   楽天4-2日本ハム ( 2022年4月20日    楽天生命 )

<楽・日>7回のピンチで今川を投ゴロに打ち取った岸はベンチに迎えられる(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 楽天・岸孝之投手(37)が20日の日本ハム戦(楽天生命)に先発。7回3安打無失点の好投で今季2勝目を手にした。先制2ランを放った浅村とともに上がったお立ち台。「今のところ(調子は)いいので、悪くなっても銀(炭谷)だったり、浅だったりが助けてくれると思うので、その時はよろしくお願いします」と話し、笑いを誘った。

 完璧な投球内容だった。初回から直球を軸に、スライダー、チェンジアップなどを効果的に配球し、特徴的なカーブを交えて徹底的に緩急をつけた。2回から5回まで4イニング連続で3者凡退。得点圏に走者を背負ったのは7回の1イニングのみだった。
 
 開幕から3試合、20イニングを投げて自責点はわずかに3。防御率は実に1・35を記録する。しかし“超投高打低”状態のパ・リーグ。20日の試合終了時点で岸の防御率は6位に位置している。しかも0・64の早川(楽天)、0・92の山岡(オリックス)がこの日、規定投球回不足で一時的にランキングを外れており、1・35が実質8位という、不思議な状況となっている。

 岸は「先発がゲームを作っていれば野手の方が点取ってくれると思うので、信じてなるべく少ない点数で試合を進めていければと思っています」とベテランらしく淡々と話した。複数投手による競り合いがどこまで続くのか。興味深いシーズンはまだ始まったかりだ。

続きを表示

この記事のフォト

2022年4月20日のニュース