国学院大 接戦制した 山村がリーグ戦初安打初本塁打、代打で同点ソロ

[ 2022年4月20日 05:30 ]

東都大学野球第3週第1日   国学院大2ー1日大 ( 2022年4月19日    神宮 )

<国学院大・日大>ガッツポーズする国学院大・瀬崎(左)と山村(撮影・西海健太郎)
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 1回戦3試合が行われた。国学院大は代打・山村航大捕手(4年)のリーグ戦初安打初本塁打となるソロで同点に追い付き、2―1で接戦を制した。亜大は延長10回タイブレークの末、中大に8―4、駒大は青学大を7―5で下し、それぞれ先勝した。

 ベンチにいる全員が、自分のことのように喜んだ。0―1の7回1死走者なしだ。代打で登場した国学院大・山村が、値千金の左越え同点ソロ。努力が報われた瞬間だった。

 「“抜けてくれ”という気持ちで一塁を回ったが、ベンチの歓声で入ったと分かった。ホッとしました」

 昨秋までリーグ戦出場はなし。「入学時は非力で、大学生の球に対応できるスイングではなかった」と苦戦したが、日々バットを振り続けた。今春リーグ戦初出場を果たし、3打席目での初安打が逆転勝利を呼び込む一発。「やってきたことが結果に表れた」と照れくさそうに笑った。

 昨秋から「日本一に導くための原動力になりたい」と自ら希望して学生コーチを兼務する。野手の練習メニュー管理や、試合ではブルペンでの投手の状態を報告する役割も担う。鳥山泰孝監督も「まさに起死回生。神様がしっかりと見ているなという思い」と称賛。

 選手を陰で支える努力の人・山村は「自信にしてこれからも頑張っていきたい」と誓った。(田中 健人)

 ▼日大・片岡昭吾監督 投手が踏ん張って、打線もチャンスをつくっていた。

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2022年4月20日のニュース