清原和博氏 佐藤輝はヤクルト・村上になれる「イメージをガラッと変えた良い例が村上選手」

[ 2022年4月20日 22:48 ]

セ・リーグ   阪神0-1DeNA ( 2022年4月20日    横浜 )

<D・神> 延長10回無死、ソトにサヨナラ本塁打を浴びた浜地(右)を慰める佐藤輝 (撮影・平嶋 理子)
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 西武、巨人、オリックスで通算525本塁打など活躍した清原和博氏(54)が、20日に放送されたカンテレ「DeNA―阪神戦」の実況解説に、PL学園の後輩でもある野球評論家の野村弘樹氏とともに登場した。

 清原氏が解説中に成長を口にしたのが阪神・佐藤輝だった。この日は3打数1安打(申告敬遠が1つ)で、20日時点で打率・294、5本塁打、11打点となった。

 解説で清原氏は「去年1年間苦労して、矢野監督も使ってくれた。あれだけの筋肉、スイングスピードで、私は直接話したことはないんですが、かなり性格も強そうなので。(去年は)意地になってインコースを振りに行ったりとか、高めとか。今年はちょっと頭の部分を柔らかくしたのではないか」と推測ながらも昨年からの成長度合いを認めた。

 清原氏も、現役時代にはインコース攻めにあい、196死球は日本歴代1位。「自分も失敗した例としては、ムキになって、インコースを振りに行って三振が多くなる。本来、打てる球を打てなくなったり。でも、今年の佐藤選手は今見ている限りでは大崩れしないだろうな」と、インコースへの対応などに成長を感じるようだ。

 さらに「そういうイメージをガラッと変えた良い例がヤクルトの村上選手」と言及。村上は新人王を獲得した2019年は、36本塁打を放ちながらも、184三振と粗さが目立った。だが、翌年には打率・307をマークするなど好打も増えた。清原氏は「今は全方向にホームランを打てるようになりましたし、打席によってはタイムリーをしっかり打てる。4番打者として、しっかりした打席になっている」と村上を評価し、佐藤輝とイメージを照らし合わせていた。

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2022年4月20日のニュース