巨人・大勢 12球団最速10セーブ!球団史上最速の開幕21試合目

[ 2022年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3ー1広島 ( 2022年4月19日    東京D )

<巨・広>インタビューを終え笑顔でポーズを決める大勢(左)と戸郷(撮影・白鳥 佳樹)
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 勢いは止まらない。巨人のドラフト1位・大勢が2点リードの9回に2番手で登板し、危なげなく3者凡退。12球団最速で10セーブを挙げた。開幕から21試合目での到達は球団史上最速。「記録になっていることはうれしい」と胸を張った。

 武器の直球を磨き続ける。この日も全15球中10球が直球。シーズンでも投球割合の約72%を占める。直球を100球以上を投じた投手の中で空振り率は15・5%と12球団トップ。先発と抑えでは役割が違うが、ロッテ・佐々木朗は14・2%と、「令和の怪物」を超えている。

 「トップ中のトップになりたい」と野心をたぎらせる。プロ野球でも08年の阪神・藤川球児の19試合に次ぐ、歴代2位タイの好記録だが「意識してはいなかったが、実際2番と言われたら、ちょっと悔しいなという気持ちもあります」と悔しがった。「目指しているのは日本一になること。その戦力になっていく結果を残し続けていきたい」と大勢。一番上しか見ていない。(小野寺 大)

 《西村超え》大勢(巨)が球団新人初となる10Sをマークした。チーム21試合目での2桁S到達は13年西村健太朗の23試合を抜く球団最速で、08年藤川球児(神)19試合に次ぎ、17年ドリス(神)、松井裕(楽)に並ぶ歴代最速2位タイとなった。4月19日の到達は前記藤川の4月20日を抜く史上最速。4月までの最多Sは10年シコースキー(西)の12S。巨人は今月あと10試合あるが、大勢はどこまで数字を伸ばすことができるか。

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2022年4月20日のニュース