阪神新助っ投・ウィルカーソンは“三刀流” 先発だけじゃない!救援実績に長打力まであるんです

[ 2021年12月6日 05:30 ]

阪神が獲得を発表したアーロン・ウィルカーソン(写真は19年)
Photo By ゲッティ=共同

 新助っ人は“三刀流”!阪神は5日、アーロン・ウィルカーソン投手(32=ドジャース傘下3A)を獲得したと発表した。年俸65万ドル(金額は推定)で背番号は52に決定。矢野燿大監督(52)は先発を基本線としながらも、救援としての可能性にも言及した。ブルワーズ時代の19年にはメジャーで本塁打も記録。本業以外でも注目だ。

 頼れる新助っ人の加入が決まった。勝負の22年へ向けた補強第1弾。先発ローテーション候補として、矢野阪神がウィルカーソンの獲得に成功した。

 「阪神タイガースで新たな野球人生を始めることができて、非常に興奮しています。日本一にするために勝利に貢献したい。ファンの皆さまに、日本でお会いできることを心待ちにしています」

 球団を通じたメッセージからは、早くも猛虎愛がにじみ出た。身長1メートル91、体重95キロの恵まれた体格から投げ込む直球の威力は十分。最速152キロを誇るストレートに加えてカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなど変化球も多彩だ。メジャーでは通算14試合に登板し1勝1敗、防御率6・88。今季は3Aで23試合に投げて8勝5敗、同3・86を記録した。先発を基本線に据える矢野監督は、投手としての総合力を高く評価する。

 「コントロールも安定してると思うし、カーブもある。ローテーションに入ってしっかり勝ってくれるんじゃないかなと。十分やってくれるんじゃないかな。計算が立つような、ピッチャーかなと」

 先発起用を示唆した一方で、救援としての実績もある。実は、メジャー通算14試合のうち11試合がリリーフ。21回を投げて防御率は9・00だが、チーム状況次第ではブルペン待機も視野に入る。

 「先発(の人数)が足りたら、抑えもなくはないけどね」

 プレーヤーとしての魅力は、非凡な打撃にもある。ブルワーズ時代の19年4月17日カージナルス戦では救援登板後の打席で、左中間へ本塁打を記録。長打力を秘めた打力をメジャーの舞台でも発揮していた。先発、救援に加え、一発もある打者としての“三刀流”。マルチな才能を持つ新助っ人は悲願のVへ、投打ともフル回転する。(山本 浩之)

 【阪神強打の助っ投アラカルト】
 ☆バッキー 29勝でリーグVに貢献した64年は3本塁打、翌65年は4本塁打を放つなど、在籍7年で9本塁打をマーク。
 ☆ムーア 本塁打こそなかったが、02年は打率・274、6打点。03年は打率・326、5打点と野手顔負けの成績。
 ☆ボーグルソン 07年4月12日の中日戦で川上憲伸から、08年7月29日のヤクルト戦で石川から一発を放つエースキラーぶり。
 ☆メッセンジャー 17年7月23日のヤクルト戦で小川から先制ソロ。阪神外国人投手のV弾は99年8月22日巨人戦のミラー以来。

 ◇アーロン・ウィルカーソン 1989年5月24日生まれ、米テキサス州出身32歳。大学時にドラフト指名されず独立リーグを経て14年にレッドソックスとマイナー契約。16年にブルワーズへ移籍し17年9月15日にメジャーデビュー。メジャー通算14試合1勝1敗、防御率6・88。今季はドジャース3Aでプレー。1メートル91、95キロ。右投げ右打ち。

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