巨人・今村、リリーフで126日ぶり3勝目 1死満塁で後続ピシャリ お立ち台では「わっしょい」連発

[ 2021年8月15日 17:56 ]

セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2021年8月15日    東京D )

<巨・中>ジャビット人形を抱えて「わっしょい!わっしょい!」と笑顔を見せる今村(左)とビエイラ (撮影・森沢裕)
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 逆転でのリーグ3連覇を目指す2位・巨人は4―2で4位・中日を下し、後半戦最初のカードで3連戦3連勝。貯金を今季最多タイの14とした。この後、ナイターで広島と対戦する首位・阪神が敗れれば、巨人が4月1日以来136日ぶりの首位に浮上する。

 初回に飛び出した坂本の先制12号ソロなどで4点の援護をもらった先発右腕・戸郷が4回までの完全投球から一転、初安打から連続二塁打で失点、さらに押し出しを含む3連続四死球と乱れて5回途中に2失点で降板。だが、なおも1死満塁という場面で2番手として登板した左腕・今村が後続2人をピシャリと抑える好リリーフを見せ、イニングまたぎとなった6回も得点を許さなかった。その後も鍵谷、大江、デラロサ、ビエイラと無失点リレー。今村はリリーフとしては初勝利で、9回で142球を投げ3年ぶりの完封勝利をマークした4月11日の広島戦(マツダ)以来126日ぶりとなる今季3勝目を挙げ、大江は23試合連続無失点、ビエイラは25試合連続無失点となった。

 試合後、お立ち台に上がった今村はしびれる場面でのマウンドについて「もう…わっしょいベースボールで…はい。抑えました」と原監督が後半戦のテーマに掲げたテーマを口にして笑顔。1死満塁でマウンドに向かう時の心境について聞かれると「もう、わっしょいで、はい。わっしょいベースボールで…はい。マウンドに立ちました」と“わっしょい”を繰り返し「戸郷がああいう感じで。え~…ああいう感じだったので、しっかりと試合を立て直そうと…はい。そういう感じです」と続けた。

 自身にとって4カ月ぶりの白星はリリーフでの初勝利。感想を聞かれると「いや、もう。与えられたところでしっかり抑えるだけだと思うので、はい。1球1球全力で、これからも頑張りたいと思います」と頼もしく話した今村。リリーフ陣の健闘ぶりについて聞かれると「わっしょいです、はい」と4度目の“わっしょい”を口にしてうれしそうだった。

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