県岐阜商・松野「後悔はない」 祖父から3代続く甲子園出場も無念の初戦敗退

[ 2021年8月15日 17:57 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   明徳義塾3―2県岐阜商 ( 2021年8月15日    甲子園 )

<明徳義塾・県岐阜商>6回無死一塁、右中間に先制の適時三塁打を放つ県岐阜商・松野(投手・代木)(撮影・成瀬 徹)
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 祖父からの3代続けての甲子園出場で「父も祖父も優勝できなかった。自分が夢をかなえたい」と全国制覇を誓っていた県岐阜商・松野匠馬外野手は「結果は負けてしまったので凄く悔しい気持ちです」とサヨナラ負けに肩を落とした。

 祖父・勝治さん(77)は61年夏に岐阜商の外野手として甲子園に出場し、ベスト4入り。父・文治さん(47)も92年夏に捕手としてベンチ入りしていた。2人の話を聞いて、野球をはじめ、同じ県岐阜商に進学し、さらに上を目指していたが、壁は厚かった。

 それでも6回無死一塁から右中間へ先制の三塁打。1点を追う8回1死二塁では右前適時打と鍛治舎巧監督の3番起用に応えた。「相手投手の代木くんに苦戦したが、甘い球をしっかり振り切って打てたので良かった。4打席目も強い気持ちで打てた」と勝利への執念を発揮した。

 「このチームで後悔はないです。この高校を薦めてくれた父や祖父に感謝して野球をやってきた。3代で甲子園に出られたことは嬉しい」と胸を張って、甲子園の報告をする予定だ。

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2021年8月15日のニュース