巨人・戸郷 リーグトップタイ9勝目の権利まで「あと2人」で降板 4回まで完全投球も5回突如乱れる

[ 2021年8月15日 15:40 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2021年8月15日    東京D )

<巨・中>5回1死二塁、高橋周にタイムリー二塁打を浴びた戸郷。右は生還する福留 (撮影・森沢裕)
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 巨人の3年目右腕・戸郷翔征投手(21)が中日戦(東京D)で後半戦初登板に臨んだが、4回まで完全投球を見せながら5回に初安打を許すと連打で失点、さらに3連続四死球と乱れて降板。勝利投手の権利まで「あと2人」でマウンドを降り、同僚左腕・高橋に並んでリーグトップタイとなる今季9勝目を逃した。

 ここまで8勝を挙げている戸郷が突然乱れた。4回まで3連続を含む4三振を奪う完全投球。打線も坂本、大城の2発などで4得点と援護し、9勝目に視界良好だったはずの5回だった。ビシエドを右飛に打ち取って1死としてから福留に直球を右中間二塁打されて初安打を許すと、続く高橋周にも直球を右翼線二塁打されて失点。すると、大野奨、溝脇を連続四球で歩かせ、1死満塁とピンチを広げた。ここで打席には相手先発左腕・小笠原の代打に出たA・マルティネス。1ボールからの2球目が押し出し死球となると、ここで無念の降板となった。勝利投手の権利まであと2死だった。

 戸郷の投球内容は4回1/3で打者18人に対して69球を投げ、2安打2失点。4三振を奪い、与えた四死球は3つだった。

 なお、戸郷をリリーフした2番手左腕・今村が京田を見逃し三振、加藤翔を二ゴロに抑えて後続を無失点で断ち切っている。

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2021年8月15日のニュース