菊池雄星、今季8勝目ならず 5回途中3失点 制球に苦しみ今季最多タイの4四球

[ 2021年8月15日 14:10 ]

ブルージェイズ戦に先発した菊池雄星(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(30)が14日(日本時間15日)、シアトルでのブルージェイズ戦で今季22度目の先発登板。7月1日に7回1失点で6勝目をあげており、通算では2試合に投げ2勝、防御率0・56ととても相性が良かったが、この日は5回途中降板で5安打4四球3失点。今季8勝目はならなかった。

 2回5番ヘルナンデスに89・7マイル(約144・3キロ)のカットボールを右中間にソロ本塁打、3回3番ゲレロに内角カットボールを痛烈な左前打、4番ビシェットに四球を与えた後、5番ヘルナンデスに82・8マイル(約133・2キロ)のスライダーを中前適時打。5回も先頭のゲレロにチェンジアップを中前打とされ、一死後再び5番ヘルナンデスに82・3マイル(約132・4キロ)のスライダーを右中間のフェンス手前に大飛球。外野手が落下点で交錯する形となり捕球できず、適時二塁打となった。ゲレロとヘルナンデスの2人にやられた形。菊池はこの時点で球数が97球に達し交代を告げられた。

 この日の菊池は今季最多タイの4四球を与え、7度3ボールカウントになるなど、コントロールが良くなかった。試合はマリナーズが9―3と逆転勝ちした。

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2021年8月15日のニュース