高川学園・松本監督「自信を持ってやりなさいと最後まで言い続けた」 サヨナラで聖地初勝利!

[ 2021年8月15日 22:44 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   高川学園7-6小松大谷 ( 2021年8月15日    甲子園 )

<高川学園・小松大谷>9回1死満塁、サヨナラとなる押し出し四球を選び、ガッツポーズする高川学園・山(投手は小松大谷・吉田)=撮影・河野 光希
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 第103回全国高校野球選手権大会の第3日は15日、甲子園球場で1回戦が行われ、5年ぶり出場の高川学園(山口)が36年ぶり出場の小松大谷(石川)に7-6でサヨナラ勝ちして、初戦を突破。甲子園初勝利を挙げた。

 4回表まで0-5と防戦一方だった高川学園だが、決して諦めることはなかった。4回に4番・立石の2ランなどで一挙4点。追加点を許した直後の5回にも1点を加え、1点差とした。

 6回以降はチャンスこそつくるが、得点につながらないシーンが続いた。それでも8回、2死一、三塁から3番・源が右前適時打を放ち、試合を振り出しに戻す。そして勢いに乗って迎えた9回、1死満塁から1番・山が押し出し四球を選び、サヨナラ勝ちを決めた。

 松本祐一郎監督は「まず勝てたことが一番良かった。大丈夫、自信を持ってやりなさいと最後まで言い続けた。勝ちにこだわって、一戦一戦、戦いたい」と笑みを浮かべた。また主将の2番・山崎は「ベンチでは最終回で勝てるよ、と言っていた。粘り強さがあった」とチーム力に胸を張った。

 なお、この試合は資料が残っている第35回大会以降で、最も遅い午後7時10分にプレーボールがかかった。これまで最も遅かったのは65年の第47回大会1回戦・報徳学園(兵庫)―広陵(広島)の午後6時50分だった。また、試合終了も同じく最も遅い午後9時40分。これまで最も遅かったのは68年の第50回大会1回戦・津久見(大分)―高岡商(富山)=延長12回=の午後9時27分だった。

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