日本ハム・上沢 今季最多10K、7回途中2失点も5敗目「踏ん張れるところで踏ん張れなかった」

[ 2021年8月15日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム0―2ソフトバンク ( 2021年8月14日    ペイペイD )

<ソ・日>7回、ベンチに戻る上沢(右は栗山監督(撮影・中村 達也)
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 負けられないエースの気持ちが投球に表れた。日本ハム・上沢は11奪三振のソフトバンク・東浜に負けじと今季最多10三振を奪う力投。6回2/3を2失点と粘りの投球を見せたが、打線の援護なく5敗目(6勝)を喫した。

 「東浜さんもいいピッチングしていたので、なんとか最少失点で乗り切れるようにと思って投げていた。リードを許した状態でマウンドを降りる結果になってしまい悔しい」

 4回2死三塁の場面でデスパイネへの内角を狙った直球が逆球となって先制打を許した。打球が右足甲に直撃するアクシデントもあった7回は、今宮に適時二塁打を許して無念の降板。上沢は「全体的に思ったように投げられる球も多かったですが、踏ん張れるところで踏ん張れなかったことが反省点」としたが、荒木投手コーチは「最近、真っすぐがしっかり投げられる投球がなかったけど、今日は彼本来の直球が見られた」と前向きに捉えた。

 わずか3安打、2試合連続無得点で上沢を援護できなかった栗山監督は「何点か先にいってあげたら簡単に勝てる試合」と頭を下げた。投打がかみ合わず、後半戦は苦しい2連敗発進。このままずるずるいくわけにはいかない。(東尾 洋樹)

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