神戸国際大付・青木監督 ピンチの連続に苦笑い「ヒヤヒヤでしたけどね」 2投手の粘投称える

[ 2021年8月15日 19:04 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   神戸国際大付2-1北海 ( 2021年8月15日    甲子園 )

<北海・神戸国際大付>6回から登板した神戸国際大付・楠本(撮影・井垣 忠夫)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第3日は15日、甲子園球場で1回戦が行われ、4年ぶり出場の神戸国際大付(兵庫)が、同じく4年ぶり出場の北海(南北海道)を2-1で下し、接戦を制した。

 神戸国際大付は2回無死一、三塁で9番・川西が鮮やかなスクイズを決めて先制。さらに2死三塁から2番・山里がレフトへ適時二塁打を放ち、2点を奪った。青木尚龍監督は「(北海の)木村君が凄くいい投手なので、どうやって点を取ったらいいかなと思ってました。立ち上がりにたまたま点を取れて良かったです」と振り返って、先制点を勝因に挙げた。

 もちろん、投手陣の頑張りも光った。先発の3年生右腕・阪上は5回を5安打1失点。5回裏の投球練習中、捕手・西川の二塁への送球が左肩を直撃するアクシデントがあったが、幸い大事には至らず。この回までを投げ切った。6回以降は2年生左腕・楠本が粘りのピッチング。7回、8回と得点圏にランナーを許したが、何とか後続を断ち、1点のリードを守り抜いた。

 青木監督は「阪上は故障からやっと復帰したぐらい。常にランナーを背負った守りだったので、しんどかったことはしんどかったです。(継投は)楠本で何とか逃げたいなと思いまして…。ヒヤヒヤでしたけどね」と苦笑いを浮かべつつ、両投手の粘投を称えた。

 両チームは今春の選抜開幕戦で激突。当時は神戸国際大付が延長10回、3-2でサヨナラ勝ちを決めていたが、またも1点差で神戸国際大付の勝利となった。

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