阪神中継ぎ陣、盤石だ　及川＆アルカンタラ自画自賛の無安打無失点リレー

セ・リーグ   阪神9ー3広島 （ 2021年8月14日    京セラD ）

＜神・広＞6回途中、2番手で登板した及川（撮影・後藤　大輝）
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　20歳の左腕が自力で流れを引き寄せた。6回1死から救援した阪神・及川が1回2/3をパーフェクトリリーフ。若き「7回の男」が仕事を果たした。

　「久しぶりの中継ぎの登板で緊張もありましたが、しっかり腕を振って投げることができた」

　2者連続被弾で降板した二保からバトンを託されると、イニングをまたいで打者5人を封じ、広島の反撃ムードを完全に断った。エキシビションマッチでは先発したが、チーム事情もあり再びブルペンに。後半戦の自身初登板で勝利に大きく貢献した。

　8回は中継ぎに転向したアルカンタラがシーズンでは救援初登板。小園、鈴木誠を連続三振に仕留めるなど最速156キロの直球を武器に無安打無失点。「全体的にいいピッチングができた。シーズンで初めての中継ぎ登板だったけど、ボール自体も良かったし、変化球も操れていた」と手応えを口にした。

　後半戦ではともに勝ちパターンを担うことが濃厚な及川→アルカンタラの新リレー。スアレスが戻ってきても数多くの勝利を運ぶ存在に変わりはない。