広島 連勝5でストップも若ゴイが躍動!!5番・坂倉、6番・林が2者連続競弾

[ 2021年8月15日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3ー9阪神 ( 2021年8月14日    京セラD )

<神・広>6回1死、坂倉は右越えにソロ本塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 広島は14日の阪神戦に3―9で敗れたが、坂倉将吾捕手(23)と林晃汰内野手(20)が2者連続アーチとなるソロで競演。先発の九里亜蓮投手(29)が4回7失点で崩れ、チームの連勝は5でストップしたが、若ゴイたちが猛アピールした。

 中断期間を挟もうと、若手の勢いは弱まっていない。1―7の6回1死無走者。坂倉は、1ボールからの二保のカットボールを捉えて、ライナー性のまま右翼席に5号ソロを放り込んだ。初回の先制打と合わせて2安打2打点と光った。

 「点差も離れていたのでとにかく塁に出ようと思っていた。いい感じで打てた」

 坂倉の一発に続く林が触発された。カウント2―2からのスライダーをバックスクリーンまで運んだ。2者連発となる5号ソロだ。

 「追い込まれていたので食らいついていった。どの方向にでも本塁打が打てるのが持ち味だと思う。バットに当てるまでの過程を大事にしていきたい」

 前半戦はチーム打率リーグ2位(・2606)ながら、チーム得点298は同5位と得点力不足に悩まされてきた。その中で、小園、林の高卒3年目コンビや坂倉がレギュラーをつかんで奮闘。前半戦から継続して5番に坂倉、6番に林と若手が中軸に座り、実績組の松山、西川は下位打線に下がった。積極的に若手に経験を積ませようとする首脳陣の方針に、選手もしっかりと応えた。

 林は、13日の同戦で1安打を放ちながら3三振を喫していた。翌日に早速取り返した姿勢に、佐々岡監督からは「何とか食らいついていこうという気持ちがあったと思う。エキシビションでは調子が上がらない日もあった。レギュラーを取るには、いつかこういうときが来る。その中で明日につながる一発だった」と認められた。

 前半戦から続いていた連勝は5でストップ。大量失点で序盤から敗色濃厚の展開となっても、若手の集中力は途切れていなかった。

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