西武・渡辺GM「両チームの補強ポイントが合致」 日本ハム・公文、平沼と西武・木村、佐藤トレード発表

[ 2021年8月13日 05:30 ]

左から西武の佐藤、木村、日本ハムの公文、平沼
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 西武の木村文紀外野手(32)、佐藤龍世内野手(24)と日本ハムの公文克彦投手(29)、平沼翔太内野手(23)の2対2の交換トレードが12日、両球団から発表された。西武は救援左腕が不足し、一方の日本ハムは打力強化が狙い。西武の渡辺久信GM(56)は「両チームの補強ポイントが合致したということ」と説明した。

 木村は06年高校生ドラフト1巡目で投手として入団。12年秋に野手に転向すると、足と長打力のある外野手として頭角を現した。チーム本塁打数が12球団最少46本の日本ハムの補強ポイントにマッチする。佐藤は北海道出身。潜在能力は高く、地元球団で再出発する。背番号は佐藤が49、木村が45に決まった。

 左腕の公文は16年オフに大田とともに巨人からトレード移籍。デビューから182試合負けなしのプロ野球記録もつくった。西武はチーム防御率がリーグ最低の4・02。守護神の平良につなぐ中継ぎとして期待は大きい。平沼は攻守で高い潜在能力が評価されている。背番号は公文が23、平沼が31に決定した。

 ▼公文 巨人から移籍して、温かく迎え入れてくださったファイターズには感謝の気持ちでいっぱいです。西武の一員として精いっぱいプレーして、ファイターズと対戦できることを楽しみにしています。

 ▼平沼 ファイターズでの約6年間、温かく応援していただき本当にありがとうございました。入団してから得たものは僕の財産。新天地でも全力で頑張ります。

 ▼木村 ライオンズは後輩たちも明るくて、とても野球をやりやすい環境だった。15年間でやってきたことをしっかり新天地で結果として出すことが、ライオンズに対する恩返しになると思っている。

 ▼佐藤 ライオンズでは全てが思い出。この仲間と野球ができたことに尽きます。トレードは不安が大きいしまだ気持ちの整理がついていないが、地元ということで恩返しもしたい。

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2021年8月13日のニュース