シャピロ一郎 1回零封!国学院栃木1メートル91右腕ベール脱いだ公式戦初登板 プロ3球団も視察

[ 2020年7月27日 05:30 ]

栃木代替大会2回戦   国学院栃木6―2宇都宮南 ( 2020年7月26日 )

<宇都宮南・国学院栃木>力投する国学院栃木・シャピロ一郎(撮影・河野 光希)
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 未完の大器がベールを脱いだ。国学院栃木の大型右腕、シャピロ一郎(3年)が5回に登板。打者4人に対し無安打1奪三振で無失点に抑えた。

 「腕が振れなかった。球速も出ていないし、今日の結果は納得していないです」

 米国人の父と日本人の母を持つ右腕は、これまで成長痛などで、これが公式戦初登板だった。球速は最速146キロには及ばない137キロ止まり。それでも巨人、ヤクルト、オリックスの3球団のスカウトが視察し、巨人・内田強スカウトは「右打者の外角への角度は凄くいい。将来性はある」と評価した。

 進路はプロ一本。8月に行われる「プロ志望高校生合同練習会」も受けると明言し「誰もが認めるピッチャー、教科書に載るような選手になりたい」と話した。 (春川 英樹)

 ◆シャピロ 一郎(しゃぴろ・いちろう)2003年(平15)3月18日生まれ、東京都出身の17歳。小3から野球を始める。国学院栃木では、公式戦ベンチ入りはなし。持ち球はカーブ、スライダー、カットボール、フォーク。ミドルネームは「マシュー」。1メートル91、95キロ。右投げ右打ち。

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2020年7月27日のニュース