西武 飛躍の可能性秘める高木渉 打撃改造に手応え「一気に変わった」

[ 2020年7月27日 12:30 ]

2軍で活躍する西武・高木(球団提供)
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 西武は毎週月曜日に、2軍のトピックスを配信している。27日は高木渉外野手。

 26日までに、イースタン・リーグで18試合6本塁打と長打力を見せている3年目の高木渉。育成契約選手で入団し、一昨年のオフ支配下選手登録を勝ち取ると、昨季6月の交流戦で初めて1軍に昇格した。

 プロ初安打は出ていないが飛躍の可能性は大いに秘める。11日の楽天戦で松井裕樹投手からコンパクトに振り抜いた右越えアーチには「(松井投手から打ったというのは)特に意識はなく普通にうれしいだけ。相手を意識しすぎると、余計な力が入ることもありますから」と平常心を強調した。

 「いい投手なので、打ちたい気持ちは当然あるけど、その気持ちを出しすぎず“1打席のなかでいいものを出したい、打てたらいいな”くらい」の意識で臨んだという。

 高木は昨季を「浮き沈みがあった」と振り返る。「打てなかったらすぐ落ち込んでいた。ただ、今年は“どうして打てなかったんだろう”とか、試合の映像を見ながら“ちょっと次ここを変えてみようかな”と自分に対しての研究心というか、分析する時間が増えてきた」と続けた。

 その中で打撃も変化が現れた。「良いときと悪いときの差をなくしたい」とこれまでのスリ足打法から、意図的に右足を上げてタイミングをとるフォームに変えた。「そこから一気に変わった」と手ごたえを感じている。

 昨季1軍に昇格したときは「こんなところにいていいのか」と場違いのような感覚を覚えという。ただ今年はそれではいけない。鈴木将平や川越誠司など同志たちがその舞台で輝いている。「(彼らの活躍は)うれしいけれど悔しい気持ちの方が大きい」と目つきが鋭くなった。

 西武の2軍は高木をはじめ、チャンスを狙う若獅子であふれている。

 ▼嶋重宣2軍打撃コーチ 去年と比べ明らかにスイングが違う。数段力強くなった。たくさんの失敗をしていたけど、それを何も言わず見守ってきたのは、本人に気付いてほしかったから。逆にそれが生きたかなと思う。もともとバットコントロールがあって、タイミングの取り方も上手だけど、力任せに引っ張る自分勝手な打撃をしていたんだよね。それがオールスター明けに自分で気が付いて、「こういう風にやりたいんでこうします!」と(自ら)方向性を導き出せたことは大きいと思う。徐々に彼の打撃の柔らかさ、持ち味というのが出てきたと思う。今は非常に頼もしく見えるよ。自覚が見えるし、やる気・意識も感じる。すべてにおいて大人になったなと思う。それプラス、チームを引っ張っていこうという意識も持ってくれている。そういう意味も込めて3番を任せているし、それは春のキャンプから本人に伝えていた。“少々打てなくても変えないよ”とね。その期待に応えてくれている、頑張ってくれていると感じます。

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