広島・会沢 連発で6点差逆転勝ち演出!初戦でくらった満塁弾、倍返しじゃ!

[ 2020年7月27日 05:30 ]

セ・リーグ   広島10-6DeNA ( 2020年7月26日    横浜 )

<D・広8>9回1死満塁、右越え満塁弾を放つ会沢(撮影・島崎忠彦)
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 広島は26日のDeNA戦(横浜)で6点差をハネ返し、終盤2イニングで10点を奪う大逆転勝利を飾った。8回に会沢翼捕手(32)の左中間への1号などで1点差に迫ると、9回にも2打席連続で勝ち越しの2号満塁弾を右翼席に運んだ。負ければ、首位とのゲーム差や借金が逆転優勝へのデッドラインを越える一戦。チーム一丸、土壇場で踏みとどまった。

 これが誇り高き3連覇戦士たちの底力だ。1点差で迎えた9回、主砲・鈴木誠の中堅フェンスを直撃する同点打で追い付き、堂林が申告敬遠で歩いた1死満塁。抑えの山崎から値千金の一発を放った会沢はガッツポーズに達成感を込めた。

 「(山崎)康晃は低めにいい球があるので、高い球を狙っていこうと思っていた。最高の結果。苦しい状況だけど、最後まで諦めない姿勢は見せられたかな」

 初球の外寄りツーシームを振り抜くと、打球は敵地の右翼席で弾んだ。2打席連続の2号は、16年4月5日のヤクルト戦で放って以来、自身2本目となる勝ち越しの満塁弾。サヨナラ満塁被弾に沈んだカード初戦の雪辱をバットで果たした。

 怒とうの大逆転劇。8回に披露した打者一巡の猛攻が導火線となった。安部の適時二塁打、松山の右犠飛で2点を返し、なおも2死一塁で3番手・パットンから堂林が右翼席へ6号2ラン。会沢に待望の今季1号が飛び出したのは直後だった。

 「いい形でみんながつないでくれたので、ボクも何とか…という気持ちだった」

 カウント2―1からパットンが投じた甘いスライダーを左中間席へ。1点差に肉薄すると、7回まで散発4安打の零敗ムードは一転し、あとは押せ押せ。6点差を逆転勝利するのは、7点差からサヨナラ勝ちを収めた18年8月23日のヤクルト戦以来の痛快さだった。

 逆転優勝時の最大借金は79年の6、最大ゲーム差は91年の7・5で、負ければ両方ともデッドラインを越えた一戦。佐々岡監督は「野手と中継ぎ陣が粘り強くプレーしてくれた。勢いが付く勝ち方。広島でまたしっかり戦いたい」と言葉に力を込める。

 会沢も、後任の選手会長・田中広と前日25日に会話した内容を明かし、前を向いた。

 「ちょっとしたことでチームの雰囲気は変わる。そこはドッシリやっていこう…と、広輔と話した。カープの野球を、ボクらが若い選手たちに教えていかないと。集中し、一丸となってやりたい」

 投手陣が苦しむ現状でも、諦めずに粘れば明るい光は見える。横浜での大逆転劇を反転攻勢につなげたい。 (江尾 卓也)

 《デッドライン2つとも回避》広島の6点差逆転勝利は、18年8月23日ヤクルト戦(マツダ)の7点差逆転勝利以来2年ぶり。もし負けていれば借金7と、首位・巨人とのゲーム差が8・5になっており、チームの過去9度のリーグ優勝で最も借金を背負った79年の借金6と、逆転した最大ゲーム差の91年7・5の2つのデッドラインを同時に越えるところだった。

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