阪神・近本 6戦ぶり先発復帰で4安打 積極性が奏功「自分の良さを出していこうと思った」

[ 2020年7月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神9-3中日 ( 2020年7月26日    ナゴヤD )

<中・神(9)>7回2死二塁、近本は中前打を放ち、雄たけびをあげながら一塁に向かう(撮影・坂田 高浩)
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 たまっていたうっぷんを晴らした。阪神の近本が19日の中日戦以来、6試合ぶりに先発出場。慣れ親しんだ「1番中堅」でスコアボードに名を連ねると、4安打2打点の活躍に充実感が漂った。

 「久々のスタメンで変に力も入らずに、自分の良さを出していこうと思った」

 まずは初回。梅津の初球を中前にはじき返し、足がかりをつくった。0―3の5回2死一、二塁では、1ボールから外角低めを仕留める中前適時打。22日の広島戦以来4試合ぶりに打点をマークすると、4点を奪って逆転に成功した8回2死一、二塁ではダメ押しの右前適時打を放った。

 「ファーストストライクを打ちにいけた。今年はあまり打ちにいけてなかったので、結果的によかったと思う。流れに乗って、来た球を打ちにいく感じでいきました」

 自らの手で、苦況を打ち破った。7回の中前打と合わせ、昨年8月4日広島戦以来となる4安打固め打ち。3、4本目の安打はファウルとなったが、いずれもファーストストライクを打って出る積極性が奏功した。試合前までは打率・194で、セ・リーグの規定打席到達者31人の中で最下位。「打率も打率なので、どんどん打っていかなきゃいけないと思っていた」。それが、試合を終えた時には、同・224まで上昇。最下位脱出こそならなかったが、4日の広島戦以来、2割台に戻した。

 不動のレギュラーとして打線をけん引するはずが、ベンチスタートの日々が続いていた。忸怩(じくじ)たる思い。「コーチの方に、いろいろ教えてもらって体も動くようになってきた」。手を差し伸べてくれた周囲のサポートに応えるには、結果を出すしかなかった。

 借金8を完済しての貯金1とはいえ、目指すべきはまだまだ高みにある。主軸に長打攻勢を期待できるいま、足りないピースはただ一つ。背番号5が本来の輝きを取り戻せば、猛虎は一気に加速する。 (長谷川 凡記)

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