福岡大大濠・山下舜平大 毎回の13K  9球団スカウトの前で出た150キロ

[ 2020年7月27日 05:30 ]

福岡地区3回戦   福岡大大濠5―1東福岡 ( 2020年7月25日    福工大 )

<福岡大大濠・東福岡>先発して7回を1失点、13三振を奪う力投を見せた山下
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 PL学園で甲子園通算20勝を挙げた桑田真澄氏は「高校時代は直球とカーブしか投げないと決めていた」と話したことがある。令和の時代。最速153キロを誇る福岡大大濠の山下舜平大(しゅんぺいた=3年)も直球とカーブだけで毎回の13三振を奪った。

 「雨は気にならなかったが、カーブの制球が悪く調子は良くなかった。真っすぐも引っかかったり抜けたりで、もったいなかった」
 雨で試合開始が遅れ、マウンドがぬかるむ中で、2回2死まで5者連続三振。ワンバウンドのカーブに相手のバットは止まらない。7回まで121球を投げ、5安打1失点(自責0)と圧倒した。

 三宅中時代はスライダー、チェンジアップも投げたが、八木啓伸監督から「高校では変化球はカーブだけに絞ったら」との助言を受け磨きをかけた。昨秋から体重は約10キロ増。昨秋は最速146キロだった直球は、今年6月に153キロまでアップした。19日の春日戦は中継ぎで1イニングを投げ、151キロを計測した。

 9球団計11人のスカウトが集結。そのスピードガンは最速150キロを示した。中日・三瀬幸司スカウトは「スケール感が大きい」と評価。全国では明石商・中森俊介、中京大中京・高橋宏斗(ともに3年)が注目されるが、ある球団のスカウトは「ドラフト1位で消える素材」と話した。

 福岡地区で8強入り。「次は球数をもっと少なくコントロール良く投げたい」。高みを目指す山下の周囲がざわめき始めた。(中島 泉)

 ◆山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年(平14)7月16日生まれ、福岡県出身の18歳。福岡市の野多目小3年で野球を始める。三宅中では軟式野球部に所属し投手兼捕手。福岡大大濠では1年秋からベンチ入り。昨夏は背番号1で県大会8強入り。名前は20世紀前半に活躍した経済学者で、イノベーションの父と呼ばれるヨーゼフ・シュンぺーターに由来する。1メートル89、93キロ。右投げ右打ち。

 ▼ヤクルト松田慎司スカウト 前回と違って先発登板だったので、ペース配分を考えながらうまく放っていた。

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