都大山・福田 マネジャーへ感謝のスクイズ「ある意味、家族以上の存在」

[ 2020年7月27日 05:30 ]

東東京大会1回戦   都大山・都蒲田・都橘・都六郷工科10―11都東京農産 ( 2020年7月25日    大田 )

都大山唯一の3年生部員・福田(左)と岩崎マネジャーは涙を拭きながら握手
Photo By スポニチ

 タイブレークの末、無念のサヨナラ負け。都大山で唯一の3年生、福田喬広はマウンドから引き揚げる都蒲田・松原大樹(2年)の肩をグラブでそっと叩いた。「慰める言葉もなくて…」。仲間をねぎらう福田に記録員でベンチに入った都大山の岩崎結亜菜マネジャー(3年)の涙腺は崩壊した。

 連合チームは粘った。福田も5回1死二、三塁でスクイズ成功。8回には鈴木尊(みこと=3年)の満塁弾で追いついた。なお2死一塁で福田は三振に倒れたが岩崎さんは「格好良かった」と話した。
 2人の高校野球は終わったが、新入生2人が入部し、同校野球部は存続する。福田は3年間、練習パートナーも務めてくれたマネジャーに頭を下げた。「ある意味、家族以上の存在でした」。岩崎さんは涙を拭きつつ、笑った。 (伊藤 幸男)

続きを表示

2020年7月27日のニュース