マー君、経過は良好 打球放った同僚は安ど「彼が大丈夫なら、僕も大丈夫」

[ 2020年7月7日 11:03 ]

ヤンキースの田中将大投手
Photo By スポニチ

 4日の練習でライナー性の打球が右側頭部を直撃したヤンキースの田中将大投手(31)が6日(日本時間7日)、前日に続いて2日連続でヤンキースタジアムに姿を現した。

 打球を頭に当てたあと、軽い脳振とうと診断された田中だが、以降の経過は良好の様子。オンライン会見に臨んだアーロン・ブーン監督によると、この日の田中はエアロバイクに15~20分ほど乗ったという。「また重要な一歩を踏み出した。検査の結果も良好で、喜ばしく感じている。(エアロバイクで)心拍数が上がっても、副作用、後遺症らしきものは出なかった」とブーン監督は手応えを語っていた。

 ただ、まだ大リーグ機構(MLB)が定めた「脳振とうプロトコル」に従っており、野球の練習再開がいつになるかは決まっていない。ブーン監督も「経過をうれしく思っているが、コロナの件と同じでマサ(田中)の状態も日々様子を見ていかなければならない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 また、田中に当たるピッチャー返しの打球を打った外野手スタントンもこの日、オンライン会見を開いた。時速約112マイル(約180キロ)の痛烈な打球を放った大砲は「あっという間の出来事だったけど、僕にはスローモーションのように見えた。ボールがそれて欲しかったけど、そうはならなかった」と悪夢の瞬間を振り返った。

 スタントンは2014年に顔面に死球を受け、複雑骨折した経験がある。その瞬間をフラッシュバックしたようで、「打球が当たった直後はひどい気分だった。チームメートが倒れる姿は絶対に見たくないし、自分の手でそんなことをしたくない」と伏し目がちだった。

 ただ、田中とはすでに言葉を交わしたという。「状況を考えれば良い状態に見えた。彼が大丈夫なら、僕も大丈夫。恐ろしかったけど、もっとひどい状態になってもおかしくなかった」と経過が良好なことに安どした様子ではあった。(ニューヨーク・杉浦 大介通信員)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年7月7日のニュース