熊本県の高校野球独自大会 豪雨被害拡大でさらに日程再編検討へ

[ 2020年7月7日 05:30 ]

 豪雨の影響で順延となっている熊本県の高校野球独自大会は、その後も豪雨被害が拡大したため、さらに日程再編が検討される見込みとなった。

 熊本県高野連の工木(くぎ)雄太郎理事長によると、同県人吉地域の学校とは連絡がつかないところもあるという。芦北町の芦北高校は校舎とグラウンドが浸水するなど被害は深刻な模様だ。同理事長は「状況を集約してから、緊急理事会を開催します」と話した。また、城南地区予選は人吉市の川上哲治記念球場で4試合を開催予定だったが、「できないと思う」と球場の変更が濃厚だ。

 熊本県によると、熊本県南部を襲った豪雨で6日までに49人が犠牲となっているほか、行方不明者も計11人いる。多くの道路が寸断されるなどし、多数の集落が孤立。球磨村では約1400の全世帯の大半で孤立状態が続いている。県南部を中心に80以上の学校が臨時休校。九州電力によると、県内では6日午後、約4千戸で停電が続いた。
 

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2020年7月7日のニュース