楽天・大地 値千金の勝ち越し打が通算1000安打 新天地で勝利貢献「今日がゴールではない」

[ 2020年6月19日 22:34 ]

パ・リーグ   楽天9-1オリックス ( 2020年6月19日    京セラD )

<オ・楽(1)>8回表無死満塁、勝ち越しの2点適時打を放ち、1000本安打を達成して記念のボードを掲げる鈴木(撮影・北條 貴史)
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 楽天にFA移籍し新加入した鈴木大地内野手(30)が、開幕戦となったオリックス戦で、通算1000安打を放った。

 1-1の同点で迎えた8回、無死満塁の好機で打席に立つと、オリックス2番手の神戸から、右前に運ぶ2点適時打。値千金の勝ち越し打が通算1000安打目となり、一塁ベース上で記念ボードを掲げて喜んだ。

 鈴木はNPBで303人目となった1000安打については「まず、打った喜びは、やはり両親と家族に伝えたいです」と感謝の言葉。「両親はこうやって育ててくれて、大きな怪我なくできるような体で産んでもらえて。家族にはこういう新しい決断をさせてもらって、離れることも多くなって。一緒に悩んで、一緒に決めたことなのですけど、一緒に付いて来てくれて。プロに入って、まさかこういう節目まで自分がいけるとは思っていなかったし、周りも思っていなかったと思うので、本当に携わってくれた方々に感謝ですね」と、しみじみ語った。

 この一打が決勝打にもなり、三木監督に初勝利もプレゼントする最高のスタートとなった。それでも「今日がゴールではないですし、1000安打を達成したからどうこうでもない」と、早くも次を見据え、「ここからも自分らしく一日を全力で過ごしていくことが大事なことなので、今日寝たら明日は明日で、その繰り返しの野球人生。大事なのは明日」と、開幕から連勝でのカード勝ち越しを狙っていた。

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2020年6月19日のニュース