西武・ニール「あざーす」初開幕勝利 無観客お立ち台に苦笑い「静かすぎて何を言っていいのか…」

[ 2020年6月19日 21:27 ]

パ・リーグ   西武3ー0日本ハム ( 2020年6月19日    メットライフD )

開幕戦を勝利で飾り、ウイニングボールを手に笑顔を見せるニール(撮影・尾崎 有希)
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 プロ野球2020年シーズンが開幕し、各球場異例の無観客で行われる中、メットライフドームで行われた西武対日本ハムの一戦で、来日2年目で初の開幕投手を務めた西武のニール投手(31)が6回1安打無失点2奪三振と好投。チームは3-0で勝利し、開幕戦白星をつかんだ。

 初回を全て内野ゴロに仕留めるニールらしい立ち上がりを見せると、2回に日本ハム4番・中田に二塁打を許した以降は凡打の山を築き、4四死球で106球を要しながらも11ゴロアウトと安定の投球を披露した。

 開幕戦を白星で飾り、お立ち台で「あざーす」と“決め台詞”。「開幕の日というのは、常に特別な気持ちがありますし、本来であればファンの皆さんに球場に来ていただいて見ていただければ一番良かったのですが…それでも開幕戦で勝利できたのは特別な気持ち。特別な勝利を与えられたんじゃないかなと思っています」と笑顔を見せた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、約3カ月遅れでの開幕となった20年シーズン。「なかなか厳しい状況ではあったんですけど、誰も経験したことのないような3カ月。そんな中でも毎日球場に来て練習をしてしっかりシーズンへ向けて準備していたので、開幕を迎えることができてよかったと思います」と安どしたが、無観客の中でのお立ち台には「静かすぎて何を言っていいのかわからない感じなのですが…」と苦笑い。「またファンの方々に球場に戻ってきていただいて、大きな声援を送っていただけるまで自分たちもしっかりと頑張っていこうと思います」と満員の本拠地を思い描き、今後の活躍を誓った。

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