ヤクルト・高津監督 村上と心中の1年 フルシーズン4番で起用

[ 2020年6月19日 05:30 ]

高津監督が見つめる中、ティー打撃を繰り返す村上(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルト・高津監督が村上をフルシーズン4番で起用する。神宮で開幕に向けた最終調整を見守り「4番は村上です」と明言。球団公式ツイッターでもファンに向けた直筆メッセージとともに先発メンバーを発表し「4 サード 村上宗隆」と達筆でしたためた。国鉄時代の1956年に町田行彦が22歳で務めた「開幕4番」。その球団最年少記録を大幅に更新する20歳4カ月での大役が決まった。

 新監督として迎えるシーズンがいよいよ開幕する。高津監督の高卒3年目の主砲に対する思いは強く「ケガであったりよほどのことがない限り外すことはない。それが4番の宿命」と心中する考えだ。1年目の18年は2軍監督として間近で成長を見守った。不振に陥ろうと「苦しめばいい」と語気を強める。

 村上は今月初旬に発熱のためPCR検査を受けるなどアクシデントはあったが、2日から再開した練習試合は7試合で打率・304、3本塁打、7打点をマーク。この日のフリー打撃では34スイング中、柵越えは9本と調整は順調だ。「4番はチームの勝敗に直結する打順。勝ちに導けるように頑張るだけ」という主砲が新監督を頂点に導く。(黒野 有仁)

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