中日・堂上 延長10回勝ち越し犠飛!3カ月遅れの開幕戦「本当にチームで一緒にプレーできてよかった」

[ 2020年6月19日 23:16 ]

セ・リーグ   中日9―7ヤクルト ( 2020年6月19日    神宮 )

<ヤ・中>ヒーローインビューを受ける堂上(撮影・久冨木 修)
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 中日が4時間49分、延長10回、両軍合わせて35安打の乱打戦の末、ヤクルトを9―7で下した。今季の規定により、延長10回を終えて同点なら引き分けで終わる。その10回に中日は先頭の遠藤が四球を選び、大島のバントが敵失を誘い、続く平田の右前打で無死満塁とし、代打・堂上の中犠飛で勝ち越し。さらに2死満塁で阿部が左前へタイムリーを放ち加点した。

 堂上は試合後のヒーローインタビューで「もう本当に皆の力で勝てたゲームだと思うので、本当にチームで一緒にプレーできてよかったです」と、3カ月遅れで始まったシーズン、試合ができた喜びをかみしめるように話した。

 開幕が延期となり、長い調正期間となったが堂上は「もう開幕が6月19日に決まった時点で、そこに気持ちを100%に持っていくように、練習でも後悔しないようにやれてきたので、今日は本当によかったです」と話し、この日代打で迎えた場面では「もう、やるしかないと思って、とにかく納得してスインスしてとにかく初球から行こうと思っていた」と言う通り、無死満塁で代打で登場した堂上は初球のストレートをファウルし、2球目をセンターへと打ち返し、貴重な決勝犠打を生んだ。

 これで中日は開幕戦の連敗を3で止めた。「野球が開幕できて、たくさんの人にサポートしてもらってきょうがあると思うので、今年は特に感謝の気持ちを持って1試合1試合大事に戦っていきたいと思います」と語り、無観客のためテレビなどの前のファンに「みなさんのすごい力というのを無観客試合で改めて感じているので、早くスタンドに来られるような環境になって皆で野球を盛り上げて勝ちたいと思います」と力強く言葉をつなげた。

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