中日 開幕戦連敗3でストップ!延長10回、代打・堂上が決勝犠飛

[ 2020年6月19日 22:58 ]

セ・リーグ   中日9―7ヤクルト ( 2020年6月19日    神宮 )

<ヤ・中>10回無死満塁 勝ち越しの中犠飛を放ちガッツポーズしベンチに戻る堂上(撮影・久冨木 修)
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 両軍合わせて35安打の乱打戦の末、中日が9―7でヤクルトを下して開幕戦の連敗を3で止めた。

 延長10回、中日は先頭の遠藤が四球を選ぶと、大島のバントが敵失を誘い、続く平田の右前打で無死満塁。代打・堂上の中犠飛で勝ち越し、さらに2死満塁で阿部が左前へタイムリーを放ち加点した。

 先手も中日。初回、ビシエドが今季両リーグ最速の1号2ランで先制。その裏に逆転されたが4回に京田の犠飛で追いつき、3―6で迎えた6回には無死一、三塁で大島の二ゴロ間に1点を返した。さらに5―7の7回にはヤクルト4番手の梅野を攻め、先頭のアルモンテが左前打、ビシエドがストレートの四球を選んだ無死一、二塁で、高橋が中前へタイムリー、続く阿部の二ゴロ間に1人還り、さらに京田の右前打で追いついた。中日はクリーンアップのアルモンテ、ビシエド、高橋が3安打と好調だった。

 中日の先発・大野雄は自身3度目の開幕投手だったが、ピリっとせずに4回83球、9安打6失点でマウンドを降りた。しかし中継ぎ陣が踏ん張り、最後は岡田が締めた。

 ヤクルトの先発・石川は、5回84球を投げ9安打3失点と力投。自身9度目の開幕投手で、勝てば90年のロッテ・村田兆治以来30年ぶり、セ・リーグでは初となる40代開幕投の白星だったが、後続が打たれかなわなかった。

 打線は、初回に山田哲が今季のチーム1号となる同点2ランであっという間に追いつくと、続く青木が左翼へ二塁打、村上も右前タイムリーを放ち、逆転に成功。4回に追いつかれるが、その裏には先頭の嶋が中越えのフェンス直撃の二塁打を放ち、石川が送った1死三塁で坂口が中前タイムリーを放ち勝ち越し。さらに2死から青木が右翼へ1号2ランを放ちリードを3点に広げた。6回にも村上のタイムリーで加点。延長10回には2死満塁の好機を作ったが村上は三振に倒れた。

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