中日・大野雄 4回6失点で降板 3度目の開幕投手も4年ぶり白星ならず

[ 2020年6月19日 20:08 ]

セ・リーグ   中日―ヤクルト ( 2020年6月19日    神宮 )

<ヤ・中>初回無死一塁 山田哲(左奥)に同点2ランを打たれる大野雄(撮影・久冨木 修)
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 3度目の開幕投手として先発した中日の先発・大野雄は4回83球、9安打6失点でマウンドを降りた。

 初回、ビシエドの2ランで2点の援護をもらったものの、その裏マウンドに立った大野雄は先頭の坂口を二塁内野安打で出すと、続く山田哲に左翼席へ同点の2ランを打たれる。さらに青木、村上にも連打を許して逆転された。ようやく5番・塩見を右飛に仕留め初のアウトを取ったが、雄平に投前内野安打、エスコバーは投ゴロも悪送球で満塁のピンチに。それでもその後は抑えて初回は3失点で終えた。

 2、3回と無失点に抑え、4回には味方打線が同点に追いつき大野雄を援護したものの、4回に先頭の嶋にフェンス直撃の中越え二塁打を打たれて1死三塁とし、坂口に中前タイムリーを打たれ再びリードを許す。2死から青木に右翼へ1号2ランを浴びてリードを3点に広げられた。

 大野雄は16年の開幕戦は阪神を7回2/3、2失点に抑えて白星を手にした一方、翌17年の巨人との開幕戦は6回6失点で敗戦投手。同年からチームとしても開幕戦は3年連続黒星だけに「開幕戦で勝つとチームが明るくなって勢いづく」と好発進を誓っていたが、ほろ苦い開幕戦となった。

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2020年6月19日のニュース