西武・ニール 初開幕で6回1安打無失点 11ゴロアウトで“らしさ”発揮「緊張しなかったよ」

[ 2020年6月19日 20:02 ]

パ・リーグ   西武ー日本ハム ( 2020年6月19日    メットライフD )

西武先発・ニール(撮影・尾崎 有希)
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 プロ野球2020年シーズンが開幕し、各球場異例の無観客で行われる中、メットライフドームで行われた西武対日本ハムの一戦で、来日2年目で初の開幕投手を務めた西武のニール投手(31)が6回1安打無失点2奪三振と好投した。

 ニールの日本ハム戦は昨季4試合で3勝0敗、防御率2・16と相性抜群。初回を全て内野ゴロに仕留めるニールらしい立ち上がりを見せると、2回に日本ハム4番・中田に二塁打を許した以降は凡打の山を築き、4四死球で106球を要しながらも11ゴロアウトと安定の投球を披露した。

 ニールは「緊張はしなかったよ。ワクワクした気持ちが強かったね。今日の結果にはとても満足している。これを毎回続けていきたいね」と振り返り「春先のキャンプに始まり、シーズン前にはある程度調子をあげ、そしてシーズンインすればギアが上がる感じの中で、今日はゴロアウトも取れたし、三振も少し取れたのが良かった。四球が多かったのは反省点だよね」と3四球を反省。「ファンのみんながいない中でのマウンド、試合だったけれど、この環境が決して好きなわけではない。だけどプロ野球が開幕するにはこれが最善だと思う。ライオンズファンがこのスタジアムを埋め尽くしてくれることが本当はうれしいけれど、今は画面を通じて楽しんでもらえたらうれしい」とコメントした。

 ニールは開幕直前の13日に行われたロッテとの練習試合では、5回8安打6失点の乱調。5日の中日戦では5回9安打5失点と直前2試合連続で炎上し不安を残していたが、来日1年目の昨季に11連勝をマークした勝負強さを今年も見せつけた。

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2020年6月19日のニュース