原監督、球団6000勝は「ジャイアンツの重み」 球音に喜びひとしお「毎日毎日ゲーム、ゲーム、ゲーム」

[ 2020年6月19日 21:40 ]

セ・リーグ   巨人3―2阪神 ( 2020年6月19日    東京D )

<巨・神>グラウンドを引き上げる際、ガッツポーズを見せる原監督
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期となっていたプロ野球は19日、セ・パ両リーグで一斉に開幕して6試合が行われ、昨季セ・リーグ覇者の巨人は東京ドームで阪神と対戦。エース菅野の7回8奪三振2失点の力投と、それに応える吉川尚の逆転2ランで3―2と勝利を収め、全国のファンが3カ月待ちこがれた開幕戦を史上初の球団通算6000勝達成で飾った。

 巨人の原辰徳監督(61)は「初戦に勝てたというのは非常に大きいんですけれども、やっぱり勝つことの難しさというんでしょうか。しかし勝利した時の喜びというのはね、やっぱりひとしおですね」と笑顔。「長いペナントレースがね、スタートしたというね。しかし、いいスタートを切れたというのはね、やっぱりいろんな思いの中でね、きょうを迎えているという部分においてはね、いい結果が出て良かったなあというふうに思いますね」と選手たちと“エアタッチ”で勝利を分かち合った瞬間を振り返った。

 3年連続6度目の開幕投手という大役を任せたエース菅野は7回2失点と好投。その菅野が降板した直後の7回に、1番・吉川尚が右越え2ランを放って逆転勝利をもぎ取った。昨季は開幕ダッシュに貢献しながらも腰痛で4月に離脱し、11試合出場に終わった吉川尚について原監督は「非常に劇的な…今年の彼は“新戦力”になってくれるという点では最高のスタートを切りましたね」と喜びを隠せなかった。

 球団通算6000勝については「86年目を迎えるジャイアンツ。いろんな先輩たち、そして我々が今つないでいる状態でね、それで6000という数字を我々が刻むことができたというのはですね、もう大変光栄なことですし、またこの6000ていう数字にね、ジャイアンツの重さ、重み、そういったものを非常に感じて、ユニホームを着ることの喜びというものをしっかり持った形でまたあすからつなげていきたいというふうに思います」と話した原監督。

 新型コロナウイルスとの闘いが続く中、ようやく球音が響いた東京ドームで挙げた開幕白星に「どういう形であってもね、我々はやっぱり戦いを挑み、勝利を望みながら戦いをしていきますので、そこは我々が真剣に勝負に挑んでいるという姿を見てもらって楽しんでもらえればいいなというふうに思います」とし、「もう毎日毎日ゲーム、ゲーム、ゲームと。これは我々、喜びとしてそういう気持ちでぶつかっていきたいと思います」と意気込んだ。

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