広島・高橋大 お待たせ開幕1軍!誠也と同期の高卒8年目 ついに目標達成

[ 2020年6月19日 05:30 ]

笑顔の高橋大(撮影・島崎忠彦)
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 広島・高橋大樹外野手(26)が高卒8年目にして初の開幕1軍入りを果たした。「うれしい気持ちがある。ここからが勝負なので、(2軍に)落ちないように自分の持ち味を出して頑張りたいです」。12年ドラフト1位で、主砲の鈴木誠(同2位)と同世代の同期生。公言してきた目標をまずは達成した。

 春先から「右の代打」として首脳陣の構想に入っていた。オープン戦で2本塁打、6月の練習試合でも1本塁打と好調を維持し、佐々岡監督からは「開幕延期後もひと振りで結果を出せることをやってきてくれた証拠」と認められた。代打の起用法について朝山打撃コーチは「左投手なら高橋の方が上。右なら長野」とまで言及。左腕戦では、代打の1番手にまで評価を上げて開幕を迎える。

 自身も練習から代打起用を想定してきた。「キャンプから1球で仕留められるように心がけてきた。どういう場面で出るかは分からないけど、1球、1打席を大事にして集中したい」。開幕延期後にはバットのヘッドを捕手方向に倒し気味に構える新フォームを模索。同打撃コーチから「現状で満足しないようにね。ダメなら戻せばいい」とさらなる成長を求められてきた。

 昨季は自己最多の27試合に出場した。6月28日のDeNA戦では、きょう19日の開幕投手である今永からプロ初本塁打を放った。昨季の対戦成績は5打数2安打(打率・400)と上々。「いいイメージがあるわけではないけど、左投手は嫌いではない。いつもやっていることを出したい」。今永撃ちで開幕戦の主役となるのも夢ではない。(河合 洋介)

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2020年6月19日のニュース