大谷 二刀流復活に昨季MVPトラウト太鼓判 オーナーも期待大「新しいFA選手と契約するようなもの」

[ 2020年2月19日 02:30 ]

キャッチボールをする大谷
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 2年ぶりに投打の二刀流復活を目指すエンゼルスの大谷翔平投手(25)が17日(日本時間18日)、野手組が合流した全体練習初日を迎えた。アート・モレノ・オーナー(73)や昨季自身3度目のMVPに輝いたマイク・トラウト外野手(28)が二刀流復活に太鼓判。フリー打撃では推定飛距離145メートルの特大弾を披露した大谷に対する期待の大きさをうかがわせた。

 17スイング目だ。大谷が振り抜いた打球は高さ約8メートルのバックスクリーンを大きく越えた。推定飛距離約145メートルの超特大弾。モレノ・オーナー、ビリー・エプラーGM、ジョー・マドン監督ら球団首脳が勢ぞろいで見守る中、強烈なインパクトを残した。

 野手組が合流した全体キャンプ初日。フリー打撃では昨季自身3度目のMVPに輝いたトラウト、アップトンらと同組で回り28スイング中、柵越えは7本を数えた。右足を少し上げる新打法を取り入れ、前日の推定飛距離140メートル“屋上弾”に続く連日の特大弾。トラウトが「キャンプに来て彼をいつも見るのが楽しい。投げて、打って、明らかに面白い選手」と語る規格外のポテンシャルを改めて披露した。

 5月中旬に投手としても本格復帰を果たす。アート・モレノ・オーナーは「大谷は素晴らしい。投手復帰がとても楽しみ。新しいFA選手と契約するようなものだ」と期待の大きさを独自の言い回しで表現した。ウオーミングアップ後のキャッチボールでは約30メートルの距離から今キャンプ最多の86球。カーブを約15球投げるなど変化球を解禁し、新たなステップを踏んだ大谷。トラウトも「(守備位置の)中堅から投球を見ているのは楽しい。健康ならこのリーグでもトップの投手。楽しみにしておいてください」と話した。

 全体練習後、大谷はウエートトレーニングルームに向かった。メジャー3年目。誰もが待ち望む二刀流復活へ、確かな歩みを進めている。(テンピ・柳原 直之)

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