巨人・吉川尚、正二塁手獲りへ3安打アピール 3年連続開幕スタメン狙う

[ 2020年2月19日 05:30 ]

練習試合   巨人4―3ロッテ ( 2020年2月18日    沖縄セルラー )

ロッテとの練習試合で5回1死一塁、山本の右前打で三進する吉川尚(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の正二塁手を争う吉川尚輝内野手(25)が18日、ロッテとの練習試合で同点適時打を含む3安打を放った。今季実戦7試合目で初の猛打賞、初打点と猛アピール。昨季は2年連続の開幕スタメンを勝ち取ったが、腰痛のため11試合の出場で4月に離脱した。復活を遂げた「大本命」が今キャンプの実戦で17打数8安打、打率・471と存在感を発揮している。

 「ゴーヤー」のように苦い故障の経験を乗り越えた。復活した吉川尚が、長年固定できない「二塁手問題」を解決させる勢いだ。

 「バットも振れている。アピールしないといけない立場。レギュラー争いに負けないように」。初回に右前打し、5回に中前打。6回は満塁で右前に強い打球を引っ張る適時打だ。実戦7試合目で初打点を挙げての今季初猛打賞。ケガさえなければ、モノが違う。

 吉川尚にとって沖縄と言えば、ゴーヤージュースの苦さ。2次キャンプ地入りして思い出した。昨年の休養日に国際通りの路面店で出合った味だ。「こんな苦い飲み物を飲んだことがない」と最初は顔をしかめたが、丈夫な骨をつくるビタミンCや、鉄分、食物繊維が多く含まれている。

 腸内環境も整える健康飲料で「今年も(健康のため)飲まないといけない」と考えている。昨季は腰痛のため11試合の出場で4月に離脱した。悔しさを糧にし、コンディション面での考え方は変わった。このオフはトレーニングで背筋を強化。昨年は苦手に感じたゴーヤーの味にも、今年は進んで向き合う。

 17打数8安打、打率・471と数字が力を証明する。「1番・二塁」で固定できれば「今季の最大の補強」とまで言う首脳陣もいるほどだ。二塁守備でも3回2死満塁で一、二塁間を抜けそうなゴロに追いつくと、体を反時計回りに回転させて一塁送球。好守で失点のピンチを防いだ。

 走塁でも5回、一塁から山本の右前打で俊足を飛ばし三塁まで進んだ。潜在能力は抜群。「去年はずっとケガで出ていなかった。まずは守備でアピールして打たないと(試合に)出られないので練習から強く振り状況を考えて打ちたい」。3年連続の開幕スタメンを狙う大本命が定位置を奪い、今季こそ守る。 (神田 佑)

 《データ》昨季巨人で二塁を守ったのは7人。うち、先発最多出場は若林で57試合。次いで山本が41試合、田中俊が24試合と若手が上位を占めた。18年にチーム最多の67試合に先発した吉川尚は昨季は故障のため11試合の先発にとどまった。巨人の二塁手で100試合以上に先発したのは14年片岡治大(113試合)が最後。二塁手を固定できない状態が続いている。

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